第二部完結記念
「Missing・Rose」キャラクター人気投票 結果発表 集計期間:2008/01/07-2008/02/07 総投票数:329 総コメント数:34 投票してくださった方々、コメントをくださった方々、本当にありがとうございました。 この結果を参考に「一位のキャラについて二位〜五位が一人称で語る」というお題でSSを書いていきます。 書きあがり次第順次掲載していきますので、楽しんでいただければ幸いです。 お礼:二位〜五位が一位について語る(?)一人称SS |
1位 デュノ(元デュークス) 99票
<誕生秘話> 最初っから『世界を崩壊させる敵役』として誕生したキャラクター。 「悪役ってよく世界の崩壊を目指してたりするけど、なんでそんな不毛なことしたがるんだろうねー」という常々思っていた疑問に、「好きな人に会いたいから」とかいう超小市民な回答を出してきたのがコイツだったんです。 しかもモデルが『かぐや姫』の帝さんだったり。 帰ろうとする彼女をひきとめるも振られる、というポジションが非常に近くて、つい参考にしてしまいました。(笑)そのせいで妙に和寄りな世界観になった気がします。 でも帰られた後にあっさり納得されると上記の悪役になれないので、おもいっきり諦めも聞き分けも悪いお子様野郎にしてしまいました。が、よく考えたらそんな男、ストーカー以外の何者でもないという。(あちゃー) かなり後期まで主人公の予定だったんですが、「コイツを全肯定するわけにはいかないッ!」という切実な大人の事情により、準主役へ降板しました。 おかげであらゆる制約を飛び越えて、好き勝手する予定です。 <作者より一言> 二年も音沙汰なしで最後の最後に一瞬登場(しかも出オチ)にもかかわらず、これほどの票とコメントを頂けたことにびっくりしました。ありがとうございます! 三部はほとんどデュノが主人公のようなものなので、これで安心して書けます。 方向性も……コメントを見る限り、多分、大丈夫! |
2位 真彦 94票
<誕生秘話> 二部三章で出たサラリーマンの代わりに、飛翔炎に取り憑かれて殺される役として生まれてきた人。 その後、二番目の被害者として確定するも、かなり後期まで生死は「どっちでもいいや」と言われてました。(つまり適当) ヴィセ関連の矛盾を解消するために別話で創造していたS社を組み込むことになった際、どーしても社長を出したくなかったので、緩衝材として白羽の矢が立ったのが彼でした。 なので、実は物語の都合上仕方なく悪徳一家に組み込まれたかわいそうな人だったりします。おかげで生き残りが確定したので、結果としてイーブンだったのかもしれません。悪人属性付いちゃったけど。(笑) 「サブキャラだからちょっとぐらい属性多めでもいっかー」なんてナメてかかっていると、気づいた頃には化け物になっているという良い例だと思います。 <作者より一言> ネタには困らないからそこそこ来るかも? とは予測していたものの、まさかここまで善戦するとは思ってもいませんでした。ネタキャラ恐るべし。 真彦はどうしても二部中に完成形までもって来なければならなかったために、かなり高速で変遷しているのですが、それでも付いてきてくださっている方がいて、とても嬉しいです。 |
3位 スウ(佳川 崇) 49票
<誕生秘話> デュノの思い人、というただそれだけの為に生まれたキャラクター。 初期は過去も性格もほとんどない、空気の権化のような存在でした。今もその名残が強いですね。 今でこそ主人公としてカメラマン的ポジションにいますが、本編を書き出す寸前までは超が5、6個付くくらいの脇役でした。 主役の座を獲得してからも脇役っぽさは変わらず、周りの派手な人々をマイペースに見守っています。(本人は頑張っているつもり) <作者より一言> 主人公だけど5位以下に来てもあまりびっくりしないかもしれない空気(湿気多め)キャラなのに、普通の主人公相応に好かれていて不思議です。ほんっとうに不思議です。ありがとうございますー! スウは主人公に耐えうるか心配なキャラクターだったので、より幅広い評価を知ることが出来て安心しました。 |
4位 アイ(佐藤 アイ) 29票 <誕生秘話> ミスロの材料になった異世界召喚ボツ話の主人公をリサイクルしたのがアイです。 ミスロでは叶いませんでしたが、当時は『現代人の感覚で異世界にガンガンツッコミを入れる強気な主人公』が理想でした。その名残をかなりそのまま受け継いでいます。 ボツ話で予定していた主人公の友達の大人しいタイプの子がスウの原型なので、そこだけ見ると見事な下克上がおこっていたり。(笑) <作者より一言> アイはクセが強いので好き嫌いがはっきり分かれるんじゃないかなぁとハラハラしていたのですが、どうやら盛大にコケてはいないようで、一安心しました。 小粒でぴりりと辛いけど、飽きの来ないキャラになるといいなぁと思って書いています。 |
5位 レゼ(旧レックス) 28票 <誕生秘話> 王子様といえばキラキラフェミニスト。そして後継ぎとかしなきゃならない苦労人。 そんなかけ離れた二つのイメージから生まれたのがレゼです。 もともと二つの話(召喚と陰謀物)の異なったヒーローを足して出来たのが彼なので、ナチュラルに性格が破綻しています。 『フェミニスト過ぎでキモイと散々ツッコミを食らうヘタレ王子』と、『国を追われながらも再起を目指してアグレッシブに頑張る平民育ちのヒーロー王子』の二人が原型でしたが……今は後者の方が優勢ですね。 <作者より一言> 二年以上ずーっと出ていない人一号です。この順位は第一部で裏方を頑張ったからなのか、はたまた一位との兼ね合いで引っ張りあがってきているのか、とても微妙なところが兄らしすぎます。(笑) 一位同様、咲坂と地味に熾烈な五位争いをしていたので、もしレゼ→真彦になったらどうしようかとドキドキしていたのですが、すんなりまとまって良かったです。切実に。 |
6位 咲坂 18票
<誕生秘話> 第一部で主役二人がくっついてしまったら元も子もないので、ブレーキ役としてなんとなく作ってしまった恋人さん。そう、なんとなくだったんです。今では猛省しています。(汗) 二部序盤では、登場するなり絶対警戒されるであろう真彦の隠れ蓑として、ヒドイ活用のされ方をした可哀想な人です。 今となっては妻子持ちの身ですが、もしこの人が普通にライバルとして出ていたら、デュノなんて勝ち目マイナス値ってくらい、ごく普通にソツがない人。 丁度スウを男にするとこんなイメージなので、似たもの同士だったのかもしれません。 <作者より一言> サブ中のサブなのに、上位二名よりもコメントがもらえている不思議。内容がとても同情的で涙を誘います。 彼も一位争いに巻き込まれて得票している気がしますが、そこはあえてスルーして叫びます。同情票ありがとうございましたー!(同情同情言うな) |
7位 ヴィセ(佐藤 小太郎) 6票
<誕生秘話> 王様といえば変態。そしてダメ人間。プラス、デザイナーといえば芸術系、芸術家といえば変態。そしてゴーイングマイウェイ。 ……そんな由島の偏見が暴走して生まれたのが、この最強なはずなのにヘタレな王様です。 異世界召喚の原因が現代側にあったら面白いなと思って配置しましたが、この人が現代で生き延びていること自体が既にファンタジーです。おかげで帳尻合わせに苦労しました……。 <作者より一言> そういえばこの人もネタキャラだった……。ええと、ここでフォローしてもしょうがないんですが、ヴィセはあまりの使い勝手の悪さゆえに、出番をアイと真彦にかなりとられています。多分半分ぐらいになってる。 その残った出番があくどいところばかりになってしまったので、えらい印象が悪くなってます。挽回できるかな、王様。 |
8位 フィルフレイア 4票
<誕生秘話> 女王様といえばキッツイ感じでビシバシの……というこれまた偏見でできたようなキャラ。 しかも明らかにキツイの方向を間違えています。 王様がアレな人なので、その補助的要素を全て詰め込んでしまいましたが、この人もゴーイングマイウェイなので、あんまり補助になっていない気がします。 <作者より一言> この中で一番出番がない人です。第一部出オチ担当その2でしたし。(その1は王様) 彼女は強さや硬さばかりが先立ってしまい、人間的なところが全然出ていないので、今後もうちょっとフォローしていこうと思います。 |
9位 フェイ 2票
<誕生秘話> 善人善人善人……と呪文のように唱えながら作り上げたキャラ。 しかし出来上がってみれば、ただ薄いだけの地味キャラになっていました。おかしい。 第一部では後半に登場したうえ怪しい行動しかしていないので、今のところすごく胡散臭いですね。 三部ではデュークの保護者として(無駄に)活躍する予定です。 <作者より一言> 票が入っただけスゲーと思ってしまう二年以上ずーっと出ていない人二号です。見ているうちにだんだん不憫になってきて、作者だけど思わずポチってしまいました。 む、無理やり好きなところをあげたわけじゃないですよ!?(バレバレ) |
10位 聖女トアナ 0票 <誕生秘話> デュークの手本デュークの手本……と呟きながら生まれた、正統な悪役キャラでした。 主人公側から見たポジションは小ボスかな。デュークから見ると師匠です。 彼女についてはあまり語ると文よろの風紀に関わるので、このぐらいにしておこうと思います。作中には関係ないですし……ね。(汗) <作者より一言> 作中一番の謎キャラ……というか、語り様がないキャラです。 彼女については私も『何かそういうモノ』という捉え方をしていたり。ある意味強固なキャラですね。 |
おわりに 一ヶ月の間、たくさんの投票をありがとうございました! 気付いていなかったキャラの魅力や、参考になるコメントがたくさんあって、とても勉強になりました。思わず「その通り!」と叫びたくなるようなお言葉もたくさんあり、毎日がとても楽しかったです。 今後はこれらを参考にしつつ、まだまだ本領を発揮していないキャラたちの魅力を引き出していこうと思います。 それでは短い間でしたが、お付き合いいただきありがとうございました!
2008/02/10 由島 こまこ 改め 和多月かい
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