Missing・Rose
第二部予告


「そろそろ……離れてみないかな」
「え?」
「そこに留まって、あちらの傍に居るのも良いかもしれない。けれど、この世界の流れは速い。君が居なかった間にも、刻々と変化を続けている。もちろん、君自身もね」
「…………」
「果たすべき課題が、あるんじゃないかな」










この世界に残していたもの。











親友
「おとうさーん! スウが、スウが……」
「アイ、この髪の色はね?」
「スウが、グレちゃったー!!」









恋人
「来週だってさ。結婚式」
「あたし、行かない」








理解者
「ごめんね、君の声は少し……私には強い」









気ままで怪しいお隣さん
「チーッス」
「また来たわね、偏食魔王真彦。またの名をヒモ」














彼女がどこにいたのか、誰も知らない。一人を除いて。
「だって、何も話してくれないじゃない」
「……そうだね」





「夢の話をしようか」











あの世界に、残したもの。











「忘れるわ。……いずれ、必ず」










思いは、自分で殺すものだ。










































「オイオイオイオイ。冗談はやめてくれよ」























突如、日常に現れた、異界の影














「……こんな街中で、人魂だって?」







「……飛翔炎……!」


















綻びゆく世界
「まるで、誰かが世界を破滅させようとしているみたいだね」
「……誰が?」
「さあ。人か……あるいは神か」







現れ続ける化け物
「それはたぶん、鬼の子だね」
「鬼の子?」








不完全な宿主たち
「助けてくれ。……助けてくれ助けてくれ助けてくれ!!」


























「私は後悔しない。あの選択は、間違ってなんかいない」















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