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第三部あらすじ (※第一部ネタバレ) スウとの別れから一週間。デュノは彼女に再会するための手掛かりを探し続けていた。 城の知識に限界を感じ始めていたとき、フェイが王都を出ていくと知る。 別れを告げる青年へ、少年は言う。 「連れてって」 ここにはもう、手掛かりはない。 行く先も知らぬまま、少年は旅立つ。 己が望みだけを道しるべにして。 第三部 登場人物紹介 (※容赦なく第一部ネタバレ) デュノ=アーゼン 準主人公。アーゼン王国第二王子。 異世界からきたスウと唯一言葉を交わし、心を通わせた少年。 魔法が使えないにもかかわらず、自分の世界に帰った彼女を追い、旅に出る決心をする。 一時期の明るい表情を見せなくなり、かつてのような淡々とした雰囲気を纏うようになった。 世間に疎く、面倒なことは考えない性格。 幼い外見で十三歳ほどに見られるが、これでも一応十七歳。 使用言語:古アーゼン語 レゼ=アーゼン アーゼン王国第一王位継承者。 デュノの双子の兄で、見た目通りの十七歳。 弟とは対照的に、明るく自信に満ちている。自分の意見をゴリ押しするのが得意。 現在は不安定な内政を任され、部下を指揮して手腕を振るっている。 唯一の不満は、王の不在で特殊魔法『宿詞』が習得できないこと。 女性には人が変わったように紳士的な態度をとるが、実は一種の女性恐怖症。 使用言語:古アーゼン語 フェイ アーゼンで神官兵を勤めていたグルディン人の青年。 デュノの旅に同行し、甲斐甲斐しく世話をしている。根っからの保護者体質。 温和で争いを好まない性格だが、剣の腕はなかなかのもの。 どうも、女性と子供には甘いものを与えておけば大丈夫と思っている節がある。 使用言語:正グルディン語 カイハ フェイの古くからの友人で、旅の同行者。 常に頭に布を巻いた緑毛のアーゼン系青年。 人間を客観的に見ており、他人に対して突き放した物言いをする。 使用言語:現代アーゼン語系方言+正グルディン語少々 女王フィルフレイア デュノとレゼの母親。 アーゼン王妃にして、『月の民』と呼ばれる銀髪の女性。 強い魔力を持つが、魔法文化の未発達な辺境出身で、実は魔法よりも剣術の方が得意。 フェイたち北グルディン人とは少し違う、南グルディン人と呼ばれる民族らしい。 使用言語:南グルディン語 現代世界 佳川 崇(スウ) 主人公。白髪と宿詞の能力を持つ、白の賢者。 佐藤 アイ スウの友人。 佐藤 小太郎(ヴィセ) アイの父。アーゼン国王で、デュノとレゼの父親。 使用言語:古アーゼン語&日本語 真彦 元『ヴィクトリアン・ローズ』のモデル。 |
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